ヤクブ・ヤン・リバのクリスマス・ミサ @カトリック洗足教会

今年もチェコのクリスマス・ミサ曲を歌います
わたくしとこのミサ曲とは、2020年12月20日夜の部に、カトリック世田谷教会に聴衆として、出会ったのが最初でした。
コロナ禍になっていたので、合唱パートも含めて歌うソリスト4名、弦楽5人とオルガン1人の小編成でした。それでも迫力があって良い曲だと思いましたが、自分が歌うとなると、とても難しい曲だと感じていました。
2021年、コロナ禍は依然として残っていましたが、マスクをしながら練習をして、12月17日新宿文化センター小ホールに初出演。2022年から洗足教会、2023年、2024年と出演回数を積み重ねて参りました。
ちなみに、合唱団”わだち”は2018年から参加しています。
わたくしは5回歌ってきました。このミサ曲は、音はそんなに難しくないのですが、テンポがとんでもなく速いところがあり、チェコ語の早口言葉をしているようで、とても難しいです。


リバ祝祭合唱団メンバーは練習を8回しました

メンバーは、合唱団”わだち”の有志と、公募で参加された方、そして、プロの声楽家で構成されています。
最初は、合唱団だけで練習が始まり、オーケストラとの合わせ練習となっていきます。今年は、オーケストラとの合わせ練習は、8回のうち4回となりました。
指揮者は、毎年、変わることが多いです
「チェコから、元チェコ・フィルハーモニーのホルン奏者である指揮者イジー・ハヴリーク氏を招聘。本場チェコの伝統に根ざした作品を、現地の精神そのままにお届けします。」
(日チェコ友好協会ホームページから引用)
イジー・ハヴリーク先生とは、2回だけの練習でした。テンポは全体として今までの指揮者よりは、遅かったかもしれません。私にはとてもわかりやすく、心配することなく歌うことができました。なによりも合唱のケアもちゃんとしていただいたと思っております。
イジー・ハヴリーク先生が練習に参加するまでは、われらが合唱団”わだち”の指揮者 中村先生が練習指揮を担当されていました。

ゲネプロ、そして
ゲネプロで演奏していると、指揮者から合唱が遅れて聞こえるとご指摘がありました。
祭壇の前まで並んでいた合唱団を、オーケストラを前に寄せることにより、1列目をオーケストラと同じ高さまで客席に近くすることとなりました。とにかく、前に出しました。
指揮者からは、もちろん、OKサインが出ました。
われわれも、祭壇の天井から、オーケストラと同じ天井の下まで降りてきたからでしょうか、チェロ、バイオリン、フルートなどが間近になるばかりか、響きがとても心地よく聞こえるのです。
でも、本番の前の練習では、合唱団1列目が確保されず、わたくしだけ、フルートとチェロの間に入って歌うことになりました。

いよいよ、本番です

リバ祝祭管弦楽団のコンサートミストレスのご指示で、合唱団”わだち”メンバーによる「Napadly Písně 私の心に歌は降ってきた」作曲Antonín Dvořák, 作詞Vítězslav Hálekでスタート アカベラで静かに歌い上げます。
オーケストラ、オルガン、ソリストと編成を変えながら、チェコのクリスマスソング・メドレー、ブリクシ:オルガン協奏曲第4番を奏でます。
つづいて、チェコのクリスマスキャロルでしょうか 「コレダ」でリバ祝祭管弦楽団 リバ祝祭合唱団 合同の演奏の開幕です。
いよいよ、「ヤクブ・ヤン・リバ:チェコのクリスマス・ミサ」の演奏です。
オルガン、オーケストラから、ソリストたち テナーの甘い歌声から、堂々としたバスへ、ふくよかなアルト、透き通る声のソプラノへと主役が移動します。
そして、合唱団の出番です。
ソプラノ、アルトから出ていき、テナー、バスが加わっていきます。
右側のフルートの菅の先と、左側のチェロの弦に当たらないように避けながら、わたくしは歌っていました。楽器の高音と低音の響きのあいだにいると、とても心地よくいられました。
また、練習のときは、ちからを温存していたのでしょう、ソプラノが大きく、強く響き渡るので、そのおかげでバスのわたくしも、MAXで声を出すことができました。
最後の「ℤÁVĚR」に到達すると、荘厳な音の洪水です。美しい教会の高い高い天井の上まで、満員の観客のひとつひとつの席のすみずみまで、わたしの心の中の中まで満たされていきます。
ブラボー!! だから、合唱はやめられないですね。

最後に

われらが合唱団”わだち”の指揮者 中村先生は、合唱曲が終わるたびに、イジー・ハヴリーク先生から呼び出されて、聴衆の拍手の前で挨拶されておりました。イジー・ハヴリーク先生から、合唱団の演奏ばかりか、チェコ語の発音が良いと称賛されているからでしょう。
でも、中村先生の紹介は、聴衆に一切されていなかったので、聴衆はなぜこのおじさんが拍手にこたえているのかわからなかったでしょうね。
ところで、チェコ語の発音は、合唱団”わだち”の団員であるチェコ人であるヴォイタさんの指導も大きかったと思います。
演奏会がはけるとイジー・ハヴリーク先生は、合唱団員の全員、ひとりひとり握手をされていました。
みんながひとつになったような気がしました。












