チェコスロヴァキア演奏旅行

徹阿部

第1回チェコスロヴァキア招待演奏旅行
1983年11月

Ⅰ.トゥシェシゥチ
Ⅱ.イィフラバ国際音楽祭
Ⅲ.オストラヴァ
Ⅳ.フリーデク・ミーステク
Ⅴ.プラハ

奇跡のイィフラバ国際音楽祭
 何といっても会場の聴衆の、日本では決して味わうことのできない音楽的で強い雰囲気が皆を変えてしまった。歌の前の“わだち”の紹介で聴衆の驚きと期待と、そしてチェコ音楽を愛している異国の合唱団への燃え上がるような感情とがいっぺんにひとつになった。そこへ登場したのが前触れなしの「白樺は坂に」。琴線が触れあうとこんなにも声が変わるものであろうか。私がかつて聴いたことのない生きた声が湧き起こった。その後はもうなんの心配も要らなかった。創造者になったように私の心と意思は、そのまま皆の心と声になった。アンコールが終わってなおかつ拍手を続ける人々の涙と喜びの嵐に真実の証を見た。なにもかもこの世の奇跡のようだった。何が奇跡を生むか、いや奇跡ではなく条件が真に音楽的ならば質の高い本当の感動ある演奏ができることを知った今、この日本での私たちは自らがそうした熱を噴きだし、聴衆を巻き込める発熱体にならねばなるまい。(諸井昭二)

第2回チェコスロヴァキア招待演奏旅行
1988年5月

Ⅰ.プラハ 
Ⅱ.オストラヴァ 
Ⅲ.ヴルヴノ 
Ⅳ.スチェボジツェ

 あの最後の演奏会(スチェボジツェ)。およそ拍手というものに、あれほど胸打たれようとは…。歓迎と期待と喜びとが、おしよせてくるような入場の際の拍手、歌い終える曲ごとの熱い拍手、ため息の後のいっそう大きな拍手、拍手といっしょの涙や笑顔。私たちは、歌わせてもらっているのだなと思いました。文化というのは、こうして築かれるのだとも。(永井孝子)

第3回チェコ招待演奏旅行
1990年5月

Ⅰ.ヤヒーモフ 
Ⅱ.プラハ 
Ⅲ.モスト 
Ⅳ.ベネショフ

第4回チェコ招待演奏旅行
1994年5月

Ⅰ.プラハ 
Ⅱ.オストラヴァ 
Ⅲ.スヴィエトラー 
Ⅳ.プラハ 
Ⅴ.聖ヤン教会 
Ⅵ.ティーン教会(プラハ)

第5回チェコスロヴァキア招待演奏旅行
1996年5月

Ⅰ.プラハ(ヴィノフラディ・マヤコフスキーホール) 
Ⅱ.クリムコヴィツェ 
Ⅲ.オストラヴァ(アルファホール) 
Ⅳ.オパヴァ(シレジア劇場) 
Ⅴウヘルスキー・ブロット(コメンスキー博物館)

 先週の5日間、私は日本の皆さんと共に「日本」にいるようでした。多くの知人、友人が私のところにやって来て<“わだち”の演奏は素晴らしかった!>と褒めて下さり、私は自分のことのように喜んでいます。ここに、私が聞いた大変興味深いお話をしましょう。クリムコヴィツェでの演奏会を聴いた男性は共同農場で働いていますが、演奏会の翌朝仲間の農夫にこう言ったそうです。<昨夜のコンサートは実に素晴らしかったよ。あんたがもし今晩ALFAで開かれる演奏会に行かないならば、きっと後悔することになるだろうよ>と。それを聞いて彼女はその日の仕事を終えると作業着のままで会場に出掛けたそうです…。
(エヴァ・ミッテネロヴァー)

第6回チェコ招待演奏旅行
2000年5月

第7回チェコ招待演奏旅行
2005年4月~5月

第7回訪チェコ演奏曲目一覧

オーケストラ:ZUS Na Popelce(ナ・ポペルツェ芸術学校オーケストラ)
オーケストラ指 揮 :Ladislav Cigler(ラディスラフ シグラー)

指 揮:諸井昭二
ピアノ:渡辺治子

ソプラノ・ソロ:日向野菜生

チェコの合唱作品
B. Smetana            B.スメタナ
Ceska Pisen          チェスカー・ピーセニュ

A. Dvorak             A.ドヴォジャーク
Te Deum               テ・デウム(感謝唱)

A.Dovorak(upravil:L.janacek)    A.ドヴォジャーク(L.ヤナーチェク編)
z Sest moravskych dvojzpevu       「6つのモラビア二重唱」より
1)Dyby byla kosa nabrosena        大鎌が研ぎ澄まされていたら
2)Slavikovsky polecko maly         スラヴィーコフの小さな小屋
3)Holub na javore             楓の木の上の鳩
4)Sipek                   野ばら
Napadly pisne v dusi mou         歌、我が心に沁みいり

J.R.Rozkosny          J.R.ロスコシュニー
Tak modrojasna nebes ban        限りなく青い空のアーチよ
L.Janacek             L.ヤナーチェク
Kacena divoka              野 鴨

Ceske lidove pisne    チェコ民謡集より
Prsi,prsi                 雨が降る
Roznovske hodiny             ロジュノフの時計
Studena rosenka pada          冷たい露が降りる
Mikulecka dedina             ミクレツの村
Slovacke verbunky             スロヴァーツコの徴兵の歌
Bude vecer                夕暮れが訪れる
Dobru noc                 おやすみなさい

日本の歌

ふるさと      室生犀星 作詞/磯部 俶 作曲
かや木山      北原白秋 作詞/山田耕作 作曲
秋の日ぐれ     近藤吐愁 作詞/平井康三郎作曲
汽車ポッポ     本居長世 作詞/本居長世 作曲
赤トンボ      三木露風 作詞/山田耕作 作曲
故 郷       高野辰之 作詞/岡野貞一 作曲
花笠踊り      (山形県民謡)
遥かな友に     磯部 俶 作詞/磯部 俶 作曲


4月29日 (金) 成田発
4月30日 (土) 「魔女払いパーティ」


5月 1日 (日) 聖バルバラ大聖堂他見学
      ズブラスラフ小学校

Kutna・Hora(クトゥナ・ホラ)
銀の山で地下鉱脈を有し、中世最も豊かな都市だった。
現在、世界遺産として有名な観光地。
聖パルパラ大聖堂の前にて記念写真


5月 2日 (月) ファッションショー


       プラハ市内観光


       リハーサル
5月 3日 (火) プラハ城見学
       PSS、オーケストラと共演 ルドルフィヌム・ホール


5月 4日 (水) ズブラスラフ市長と懇談
       学校公演/演奏会 ズブラスラフ城


5月 5日 (木) チェスキクルムロフ旅行


5月 6日 (金) プラハ発
5月 7日 (土) 成田着

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